青二才の人とブロントさん

http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20120621/1340280737
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20120624/1340504731
うーん。shirokumaさんが絶賛してるから面白いのかな、と思って二回くらい読み返してみたけど、
やはり感想は「つまらん」しか出てこない
酔った勢いでヴぁーみたいな記事も読んだけど、いろいろ頑張って過激なキャラを演じているのはわかるけど、全く心に響かない。
言葉が滅茶苦茶軽い。なんなんだろうなこれ。
なんつーか、喋り過ぎなところがダメなのかもしれない。
こいつギリギリな感じを演じてはいるけど、めちゃくちゃ余裕あるなって感じてしまう。
怒りで頭いっぱいの時に、そういうことを考える余裕があるんだーふーん、って感じ。

http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%95%E3%82%93
なんとかなく彼を見ていて思い出したのは、ニコニコ人気キャラのブロントさんかな。
でも、ブロントさんと比べると、全然面白くない感じ。
ブロントさんと青二才ってどうしてこうも違うんだろ・・・
わかりやすいところでいえば、まず
象徴的な装備や武具がないとか、戦闘のパターンが確立してないのがキャラとして弱いかもしれない。
せっかくサブカルとか経済知識とか毒舌とかプロフィールに書いてるのに全然活用されてない。
明確な対立相手がいないとかも今ひとつ戦ってる感がない。どっちかというと空回りしてる感が強い。
決め台詞というか、キャラの方向性をある程度安定させる何かが欲しいとも思う。
なんか上の記事を読む限りだと、どっちかというと社畜?とかなんちゃってプロ精神みたいなヘボ装備しか確認できなかった。


また、自分で自分を定義付けして売り込もうとするところも、昔のメディア的な姿勢が
これからのソーシャル的なコンテンツの消費のされ方と相性が悪い気がする。

ブロントさんの場合は、まぁ出自からしてしょうがないが「みんなの玩具」になることを妨げなかった結果かなりキャラの完成度が高まった。

多くの場合奇妙な言動をしながらも芯の部分は謙虚で真面目というキャラで描かれることが多いが、元ネタのブロントさんは天才的な言語センスを持っていたという以外は、いわゆる2chによくいる厨房荒らし的な性質の人物であった。ブロントさんとは、彼(彼ら)を元とした二次創作キャラクターであり、別人であると考えた方がどちかというと大正解と思われる。一説によると、元々ブロントさんというキャラは「ブロント氏の発言の通りの強くて謙虚で面白いナイトがほんとに実在してたら楽しいだろうな〜」との発想から生まれたものとのこと。書き込みを生で見ていた人は、なんでこんなやつがヒーローみたく崇拝されてんの?と思うこともあるようだが、同じ理由で気にしないのが大人の醍醐味

一方の彼は、とにかく自分で自分を定義しようという執念がうざったい。
本人がいくらがんばったところで、一般人にちょっと毛が生えた程度の能力しか無いわけなので、
プロと比較したら勝負にならないわけだし、あとは2ちゃんなどによる編集作業によって
ある程度偶像として利用してもらうのが良いと思うし、ある程度そういう感じでコンテンツ化していってるのに
当の本人が、こんなのは俺じゃないんだ、と「非協力的な原作者」ブリを発揮してしまうので、
原作者が口出ししすぎるとダメなアニメになる率が高いという俺妹8話の法則によって、今ひとつコンテンツとして盛り上がらない。

そんな感じかなぁ。
ゲーム実況とかだったら下の下だと思う。