「僕ぐらいのレベルになると、表紙とあらすじで8割方の完成度は見抜けます」発言から始まる長い一日

前回のあらすじ
http://d.hatena.ne.jp/TM2502/20120705/1341441033 

ダメな作品を見つけて叩いているうちに、思わず「もう何も怖くない状態」になった青二才。はたして死亡フラグを回避することはできるのか?


◆これが・・・俺のティロ・フィナーレだ!

アニメやラノベを「見ずに語るな」の傾向は7割ほど正しいけど、残りの三割の話をする。あらすじとアニメなら1話、ラノベならカラーページと冒頭をよみゃ、大方のことはわかるぜ?そこ見てなんの興味も湧かない・生理的に受け付けない作品はなかなかひっくり返らない。嫌いな作品は序盤で嫌いになるよ

「JSが…」に限らず、僕ぐらいのレベルになると、表紙とあらすじで8割方の完成度は見抜けます。こちとら変なアニオタや萌え豚と違って、映画も小説も漫画も全部嗜んだ上で、その知識で「これがいい・あれがいい」って同人誌やアニメを推薦してる。だから、圧倒的にダメなモノぐらい見抜けます
ラノベの場合、タイトルで危険なものが察知できるから表紙買いが一番簡単。いいラノベはタイトルからして「おお!」と言わせるモノがあるが、逆の場合はタイトルからして「うわ・・・歯の間に食べ物が詰まるこの感じはなんだ」って気分になる。そこが一番ポイントだと思うよ。ハズレ作品いっぱい引いて、コミケコミティアブックオフヴィレヴァン辺りで修練を積んでやっと「表紙とあらすじで8割分かるよ」ってぐらいの力を手に入れたのよ。

厳密に言いましょう。ラノベは8割、アニメとマンガは6割、映画は5割ぐらいですね。僕が良しあしをうまく見抜いて読む前の印象と読んだあとの印象がほぼ一致する確率。(ご指摘の通り、ラノベは一番簡単です。タイトルや絵柄が路線を示してるので。)

ラノベとかマンガは読者が簡単に中味がわかるように努力してるから、これは青二才の能力でもなんでもないんだけど」程度のツッコミで終るような発言なんだけど、これがお菓子好きの魔女たちにバカ受け
http://b.hatena.ne.jp/entry/twitter.com/tm2501/status/183565861737607169

それに気づかずどんどんフラグを建築していく青二才さん。
今回はフラグ建築に関する部分を御覧ください。フラグ回収部分はまた明日。




◆8割の打率を誇る青二才さんが駄作と見切った作品たち

らき☆すた辺りから「記号化」されたアニメ・属性っていっぱい出てきたけど、あの時って中身がまだあったじゃん。でも、記号しかないことに何の負い目もないアニメ・ラノベが登場しちゃった姿を見ると「結局、声優とキャラなんだね」の気分になる。

まどマギやシュタゲに関しては「別のキャラブーム」を作りたいだけに思いますね。実際消費者はそう取ってる部分もございます。既存の記号からは確かに脱してますが、新しい記号(わかりやすさ)を持ったアニメがやっぱりあふれる時代になるのかな?と。(テレビ以外の)各媒体が面白い・つまらないを論じるとき、マクロな要素が多い。ところが、共有と記号化が進みすぎて普通のコンテンツの評価台に帰れなくなり、ミクロなところをとっかえひっかえする本質はまどマギでも踏襲されて記号化からは抜け出せてなく感じます

僕が大して見てもないのに、シュタゲを(腹の底では)バカにしてる理由は「だが男だ」が出て来ちゃったから。…あれだけでもう嫌になった。頼まれるか、よっぽど暇か、好きなクリエイターに薦められない限り見ないと決めてる。岡田斗司夫ハルヒ見た時の感想じゃないけど「あれ見るとバカになる」と…。女の子の亜種か、女装か…こればっかりは魅力がわかってる人に聞かないとわからんところだけど、ブームのきっかけになったシュタゲの「だが男だ」の人を見た限りは女の亜種だと思う。だから、「バカじゃないの」と思ってこの話をした

らきすたよりも僕がひどいと思ってるのは有名ではありませんが「生徒会の一存です。あれのアニメ版が記号化の最たるものだと思います。いや、演出としては斬新かもしれないですけどね…MCの自己満足が聞こえてくるラジオ番組に紙芝居付けただけのモノですかね。アニメとしては最終回で初めて出てくるキャラってのが面白かった以外は何もありません。あれほど空虚な作品を他に知りません。

めっさIS叩く記事を書いた理由は主にファンの「そや、ISがいらなかったんや〜」って言葉から。自分もその言葉通り「確かに、ハーレムモノメインであって、別にISが消えてもこの作品って成り立つよな?逆にアクション単品で成り立つほどストーリーが濃いわけじゃねーよな」って思えたから。


◆8割の打率を誇る青二才さんオススメ作品

実際に買って面白かったのがなれる!SEですね。表紙とタイトル…あとは裏にあるあらすじで「ネタでもマジでも良いとこに目を付けてるな」と思い購入して本当に肌に合いました。僕にとってはなれるSEはただのラノベじゃないよ。いっそ萌え要素取り除いて経済小説にしても読みたいし、萌え要素推しでやってもヒロインが好き…要するにどっちにも転べるだけの贅沢さが詰まってるからもう、僕にとっては…バイブルでいいや。ってぐらい好きになった。どの巻読んでも得るものがある



◆打率8割の実力を読者の前で披露

「ハーフボイルド・ワンダーガール」を表紙だけで面白いかどうか当てろって問いが来たんだけどさ…すんごい微妙なんだわ。生理的に受け付けないわけじゃないけど、かと言ってこの「嫌な予感」を表す言葉も見つからないはっきりしてるのは「買いたくない」って事だけ。

「ハーフボイルド・ワンダーガール」については曖昧模糊な回答を一度返したあとに、「ああ、やっぱり買いたくないな」という気持ちがあってもういっぺん「買いたくないです」って言ってしまった。この手の話って趣味が合わないとどうしようもないからどう回答していいかにすごい困る。明白でない場合は
「ハーフボイルド・ワンダーガール」の嫌な予感を回答もらってやっとわかった。ラノベの表紙は本来、ヒロインが前に居て、背景が少ない簡素なものが多い。だが、それは影付きで表情が曇った男がいて遠近法で遠くまで背景が描かれたちょっと変わった表紙だった。なぜ、イラストではなく「絵」にしたかな。
「ハーフボイルド・ワンダーガール」の表紙ってとことん変。手を引かれる男の表情・他の部分は完璧なのに、猫だけ簡素に書かれ、ラノベの表紙が奥行の広さを示す遠近法。これであらすじ推理するのは無理だけど、人の気持ちを不安にするには足りてるなぁ…とは思う。回答時はネコにもやもやで買わずを選ぶ。
実際「ハーフボイルド・ワンダーガール」に関しては悩みに悩んだ。買いたくないって結論はあったんだけども、その理由が明確に示せなかったから、回答を聞ききって改めて推理し直すときはその「予感」を信じて、理由を探すしかなかった。幸いにもあらすじと表紙の不一致感があったからそれをせめたけど

たとえば「JSが…」って驚くほど一致してるんだよな。絵とあらすじが。だから、ハズレ判定がすごく簡単だけど、「ハーフボイルド・ワンダーガール」は絵とあらすじがよくよく見ると不一致なんだ。表面上は一致してるけど、あらすじを3回読んでやっと「変さ」に気づく感じ。だから結論出せなかった



◆翌日 :とある青二才の下方修正(ダウングレード)

最近、ラノベ買うときにすごく勇気要るわ。僕のツイートを見る人は存じてるとおり、趣味がトレンドよりも少し硬派だから、軟派な作品が多いラノベって見るからに「これはアカン」ってモノを引き当てそうで怖い。逆に硬派でも文章がくどくてどうしようもなさそうなものを引きそうで怖いタイトル多数。

無茶かもしれないけど、ラノベの当たり外れって僕はヒロインがどこまで自分自身の行動原則に忠実に動いているかだと思うんだわ。こればっかりは読んでみないとなんとも言えん部分があるけど、ヒロインのパワーが弱い・ヒロインの行動がやたらとブレる、主人公に魅力がないってのがダメラノベだと思う

本文読まないでわかる方法をもう少し書くと、キノの旅をはじめに読んだせいで「あとがきから読む習慣」が付き、あとがきでなんとなくやりたい事がどこにあるか、作者の力量がどんなもんかがわかる





◆辛くなるとひとりごとをつぶやき出すマミさ・・・青二

明日書く記事をどうしようか考えながらツイートしてたつもりが、まさかの「ラノベを買わずに当てる方法」の話になってしまった。結果的に自分が買いたくないものを回避できたから良かったけど、この話って僕がノウハウを言っても、趣味が合わないと詰む話だから、しない方がいい気がするのよね…。

「読まないでわかる方法」の話のそもそものきっかけは「読まずに否定するな論」で読み始めたものがクソ過ぎたから「時間返せ」とブチ切れて書いたものなんだ。その事情も話すまもなくリツイートと拡散が広がったから、世間ではとんでもない失言になるんだろうなぁ…。

失言の後の撤回のようで見苦しいのだろうが、「だから初めから予想通りの作品だったじゃないか。それどころか予想以上の駄作っぷりだった」というものを地雷承知で読んだ訳ですよ。これは「僕の妹は漢字が読める」の時もそうで二度目。三度目はしません。地雷と承知したらアニメ化されるまで読まない。

◆「8割発言」を撤回 でも俺は負けてない、負けてないもんね!

申し訳ないけど、地雷だのつまらない作品だのを引きたくないってのは僕がどのコンテンツやる時でも一番筋の通った路線なのよ。多分、僕が一番手間暇かけてる漫画分野・同人誌分野もそうだけど。全部見ちゃうと結局時間がなくなるわ、好きでもないもの見ないといけないわで「趣味」で無くなると思える。
そうなると、どうしても「選球眼」を身につける必要が出てくるんだわ。それで、ラノベなんかも買う前に予想するわけ。当たるの、外れるの。表紙買いするときなんかはもっとそう。あらすじ・表紙で大方のことがわかって、ピンと来たモノだけ袋が付いてる書店なら確定、ついてないならあとがきに目を通す。
人間が生きてる時間に対して、世の中にある情報って多すぎるから、自分が欲しい情報、欲しい作品、欲しい快楽を選び抜く力の方が僕からすりゃ、それらを全部読み、極めることよりもずっと重要だと思うのよね。バランス良く多様なジャンル・型に手を出しつつも、良し悪しを見抜く原則を見つける方がね。
難しいのは「ハズレ」なのと「意見が違う・肌に合わない」の違いを見抜くこと。ある分野に照らし合わせたり、その作品にあった尺度を持ち合わせれば面白い作品と、どの尺度をとってもつまらない作品とをチョイスすること。そこが、僕みたいな「選択型」の人の陥りやすい失敗になるのかなぁ…と思います。
8割にしがみつく気は毛頭ございません。言いたいのは「自分の予測した前評判が読む前にチャックすべきところさえチェックすれば大方当たる」話。精密な数字にこだわって悪魔の証明をさまようようなマネをすれば自分の目的と合わなくなるため、数字は返上いたします
ラノベの知識自体は自分の守備を固める程度しか無いので、他のラノベオタクにやっていただきたいものです(笑) 傲慢な失言に付き合っていただき感謝です。

冒頭のセリフの確認・・・アレ?

僕ぐらいのレベルになると、表紙とあらすじで8割方の完成度は見抜けます。こちとら変なアニオタや萌え豚と違って、映画も小説も漫画も全部嗜んだ上で、その知識で「これがいい・あれがいい」って同人誌やアニメを推薦してる。だから、圧倒的にダメなモノぐらい見抜けます。


はてブが情弱ツールだから悪い 俺は悪くない

自分でも言い過ぎかなぁ…って事を書くとリツイートがもらえるのはやっぱりそういうのを世間が求めてる(良くも悪くも食いつきやすいネタとして求めてる)からなんだろうなぁ…と思った。 例え、それがふとしたイライラでも、確信犯的なそれでも、まずいと知ってて書いたとしても相手は知る由無し。

あ〜あ〜…真夜中なのに、ブログとTwitterが騒がしいと思ったら、またカノセさんが出たよww…さっきから再三書いてるとおり、ババだとわかってる作品がババ以上のダブルババだった事を確かめてイラッと来て書いたことなど彼らには全く知る由もないのだろうなぁ。…面白けりゃいいんだから。

これ読むとはてブ程の情弱ツールはないなぁ…って思えた。之書く前にブログやツイートであれこれ言って、その一部の一番の問題発言を抽出しただけでわかった気分になる。ニュースだけで国会・政治家語る人みたいにね。ワタミの記事の時もそうだけどさ、自分で考えずにネットの有名人に追従してはてブなりツイートなりする奴の浅ましさはなんとかならんかい?煙たい…こういうのが寝る前に湧くと嫌になるね。睡眠の妨害された気分やわ

Twitterはてブって結局はマスコミ的ツールなんだ…と昨日改めて学んだ。経緯を見ないで発言の一部だけ切り取ってこれは問題だのなんだのと騒がれるめんどくさいツールだなぁ…と。発言するまでの経緯がなく、面白いところだけ抜粋され、誤読を招くからすごくめんどくさい

この発言はあとで嫌儲記事の時に再度取り上げる。





◆1か月後のリベンジは成功なるか?

散々、「8割は表紙とあらすじで見抜く」発言がピックアップされたので、本当に出来るかどうか様々な縛りをやってやることにしました。人気作家しばり(超長編連載・大ヒット作をもってない)・あとがきも挿絵も見ない(ゲマズで買ったから見られなかった)などの縛りの結果として選んだものは僕の趣味も合わさって、ガガガ文庫の「ボンクラーズ、ドントクライ」(こっちは完全に俺の趣味)と、表紙絵と帯びのみで(※電撃は裏にあらすじが書いてないから)ウケそうなモノを予想して、「ふらぐ・ぶれいかぁ」になった。密林の評判見た限り、後者はどうも僕の失敗っぽい。読まなわからんけど



これと同じ分量の話がさらに続きます。