ろくに実力も知識もないのに唐突に起業したいとか言い出すこと=「新型五月病」
多分私も将来どっかで仕事のストレスが溜まった時に
「おれ将来企業したいんだよね」とか恥ずかしいことを言っちゃいそうな気がする。
それはただ「人の下で仕事したくないでござる」とか
「あの上司と二度と顔を合わせたくないでござる」状態なのだろうけれど、
多分ストレス溜まってる時はそういう冷静な思考ができなくなる気がする。
冷静な今のうちにクールダウン用の記事を書いとく。
さすがに自分で書いてたら、その時の自分でも読むかもしれない。
とにかく、ちゃんと経営者になろうと思ったら
ものすごく面倒くさいということだけは忘れないようにしたい。
エイヤ!でなれるものではないし
逃げ道なんかじゃないことだけ理解しておきたい。
多分その時の自分はこういう状況なのではないか
①場に見えている問題に対してストレスがたまり、
を一気に自分の思った通りに解決したいと思った時
→実際は、多分ある程度出世して
自分で自分の環境をコントロールできるようになれば
自分の求めているものは達成される。
その程度のもののために職を投げ出すのは危険だと、冷静なときにはわかるけど。
これはリセット願望や破滅願望と同じと言われても否定出来ない。
②自分がいる職場が非効率に見えて
「これで成り立つんだったら自分でやったらもっとうまくできるんじゃね?」
という錯覚が生じている時
→ぬるい経営書とか読んで「商売道」とかを語ったり*1
「意識が高い学生の延長」状態で仕事を考えている人が陥りやすそうな気がする。
たまたまその職場の上司が無能で、一時的にオペレーションがダメだという場合だとか
黒字部門に支えられて(ある程度非効率が許容される)赤字部門に所属してるだけだとか。
こういう時に自分がやれば黒字部門の人たちと勝負できるように勘違いしてしまいそう。
「俺23歳だけど、同僚の28歳が無能で困る、とかブログで書いちゃう人」は要注意。
そういう人がいわゆるブラック企業と呼ばれる非効率の塊みたいなところで勤めていると
周りが無能で自分が有能であるという全能感が強化される可能性がある。
「仕事を少々うまくやる」程度の能力の価値というのは
「仕事を取ってくる能力」を持つ社長の価値に比べたら大したこと無い。
それがどんなにブラック企業であれ、である。
③経営の全体像が見えていない時
経営について自分が何を知らないのかがわかっていない状態
→なんとかかんとかうまく回っているものを部分的に改善する作業と、
一から作り上げたり、全体を理解してデザインを作り替えるみたいな仕事の
区別が十分に理解できていないと非常に危険。
そうでなくとも雑務の多さとかそれにかかる時間やコストは
新規店舗出店や、フランチャイズ契約におけるロイヤリティ率やら、
税金のことやら契約やらコスト管理やらどこまでわかってるかという話。
ある程度自分の状態を理解した上で深呼吸してこういう記事を読み返してみる
http://d.hatena.ne.jp/shi3z/20121221/1356061925
サラリーマンとして凄い成果を出せるようになったら、そのとき初めて独立の可能性が浮上してくるのである。あくまでここがスタートライン。ここから10年生き残る人は5%しかいない。これは入念な登山計画やサポート計画を立て、サポートチームをもってエベレストの登頂を目指すというのに近い。そこまで準備しても命を落とす人がいる。それが経営
http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2012/12/19/112633
*1:右のバーにあるやつがあくまで入門書レベルだということは十分理解しています。今は