君ニ幸アレ
http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20121224/1356350905
素晴らしい。TM2501さんの全記事の中で個人的にマイ・ベスト*1
「縄」とかいう高等な文章テクニック(自称)も駆使されているのが見て取れる。*2
何も知らない人が読んだら全然おもしろくないにわかによる
ありがちな西尾維新批判なのだけれど、
01さん知ってる人にはこの上ないご褒美。
01さんの、01さんによる、01さん*3のための最高の自己紹介文。
細部に渡るまで全てがブーメランで構成されており、
思わずブーメランが跳ね返ってきたあとの状況を描写したいくらい。
文章の味が濃すぎてくどいので自分の脳内で楽しむだけにしますが
それにしてもナイスな自虐ボケである。
やっぱり自分のダメなところをこの上なくよくわかっているとしか思えない。
そして、それを他人批判のふりをして開陳し
「そんなことないよ」って言われることを狙っている。
とんでもなく回りくどい自虐である。
わかりにくいと思うので例を挙げるとこんな感じ。
たとえば誰かがこの文章を叩くとする。
「そんなことないよ、西尾維新面白いよ、素晴らしいよ」といったとする。
そうすると、「ああ、それじゃあ、彼と同じ批判される俺も素晴らしいんだ」って感じで恍惚を感じるというメカニズムなのではないか。
そう勘ぐりたくもなるくらい、他者批判がそのまま自分批判になっている。
もちろん現実は厳しい。
西尾維新はすばら!であり、01さんはすばらくないというのは簡単。
切断処理というえげつない行為はいともたやすく実行可能なのである。
西尾維新と「同じ批判が可能な点」こそあることは、西尾維新と同じアウトプットが出来ていることとは全く違う。だから成果もぜんぜん違うというだけの話でしか無い。*4
*5
まぁなんにせよ、こういうの見せられると、
私がツッコミ入れるより、彼自身の自爆の方が面白いということは認めざるをえない。彼は私とくらべて百倍ボケの才能あるよ、うん。
私では彼の相方にはなれない。彼のピン芸の方が面白いんだから。
ちゃんと突っ込んでくれる人を見つけられるまでは不遇な人生っぽいけど
彼をきちんとツッコミきって、
一般人にも通じる笑いに昇華できる人がいれば、彼はもっと羽ばたける。
突っ込んでくれ相方を見つけ、その人のツッコミをうけいれる。
「自分一人じゃなくて、二人で一つの作品を作るんだ」
「俺はもちろん才能あるけど、それは突っ込んでくれる周囲あってこそだ」
そんなふうになれば、すごく面白いコンテンツメーカーになる。
ハック○こと岩○夏海さんに対する川上さん、津田さんとか
トミ○ガさんに対する○クラ・○い○ーさんみたいに
ボケキャラは、単体では訓練された客しかついていけない。
でも、ちゃんと突っ込んでくれる人がいると
私のような一般人でも楽しめる愉快なコンテンツになる。
きままにボケまくっても、適度にツッコミがはいって
笑えるネタに収まるようになれば、そこに活躍する場所が得られるだろう。
今日はクリスマス。どうか彼にも、幸せが訪れますように