青二才曰く「まともな経済記事」

https://twitter.com/tm2501/statuses/217368235803279360

はてブコメントに「なんで消費税・ギリシャの話しないの?」ってあったから、それだけ返す。消費税は年末年始にもう散々記事を書いたんですよ。だから、僕の中では議論を終えたネタだから触れてないんです!!

ギリシャは、てツッコミはおいといて、消費税の話はできた、と。



んで、これか

http://d.hatena.ne.jp/TM2501/20111231/1325339774

・我々が重々自覚しなければならないことは「金融政策が通じない経済状態」であり

・僕はそれでも「(好況の時期なら)消費税増税」賛成なんです。消費税は経済情勢・見通しと連動するため比較的コントロールや予測がしやすいと考えられる。おまけに、お店が脱税(免税)することはあっても、個人から回収することは非常にたやすい。

・消費税の方が高齢化に合ってる。資産のほとんどは高齢者が持っているのだから、高齢者に消費と納税に参加してもらわないと経済が好転しない。税収問題も解決しない。そこらへんの道筋を立てるためにも彼らが納税する消費税の方が良い。

・私は年収300万円までは所得税を無税にすべきだと考えている。彼らが「文化的で最低限度の生活を営める」生活水準までは無税にしたらいい!私が民主党の政策担当者で「消費税を上げる」ミッションを背負っているなら、まずそれをやるね!

企業福祉を中心としたシステムの疲弊やらギリシャに端を発する問題と経常収支の関係、そしてそもそもなぜ税収が下がり続けているのかのメカニズムなどにノータッチで無理やり議論を組み立てるとこうなるのかという印象。多分どっか「日本が一生懸命工夫すれば、外がどうなろうがなんとかやっていける」と思ってるフシを感じる。個人や企業単位で論じるならそれもありなんだけれど、国やマクロ経済を論じてるのなら、間違ってるとかそれ以前の問題で、絶対的に考慮すべきピースが足りない

で、たりないピースのせいで辻褄があわないところをいろいろ高齢者とか政治家などにめいいっぱい擦り寄せてなんとか形を保っているものの、なんかすごいことになってる。読む本が偏ってるんだろう(「金融政策が通じない経済状態」ってなんでやねん、ってところを説明しきれてないのも、多分誰かの本を鵜呑みにしてるんだろうなぁ)けれど、なんというか、やっぱり経済とか人体の話する時、ってまず全体像を把握するのが大事だなぁということを改めて感じさせる内容ですね。





「(好況の時期なら)」という意味のない前提における消費税の議論はよくわかりました。

じゃあ今は?

好況じゃないから反対だろうね。

で、その次は?まさかホントに「まず」といって所得税減税やるつもり?所得税がここ20年でどれほど下げられているのか知らないの?法人税はノータッチ?そもそも税収の内訳をどの程度把握してるの?

で、それ以外はなんにも考えられてないのに、議論はもう終わってる?

ぶっちゃけ議論にすらなってない(議論する必要の無い)ところを一生懸命議論して十分議論を尽くしたといわれてもという印象なんですが。

というか、自分の意見をちゃんと自分で検証してる?なんかいろんな人の本の知識をつなぎあわせた感じになってないですか?所得税の減税云々あたりだけは(極端に杜撰なので)自分で考えたっぽいですが、なんか全体的に誰かの意見を鵜呑みにしてるだけのような印象を受けるんですが・・・