「ナンバーワンよりオンリーワン」を目指して成功できるだろうか

1万番煎じくらいで出がらしってレベルじゃねーぞって話なんですが
http://d.hatena.ne.jp/TM2502/20121014/1350224881
に関連して自分の中での補足的メモ的な話。 あんまりよく知らない話に無理やり手を出してもろくなことがないというのがよくわかりますね。次から頑張ります。

成功パターンを考える際の前提 スタートラインはライバルよりわずかでも優越すること

例えば、あなたがジャングルに友人と迷い込んだとしましょう。その時目の前に、お腹をすかせたライオンが現れたとします。どうしたらあなたは無事に生き残ることができますか?考えてみてくださいね……答えは………

友人よりも少しでも早く走ることができれば、あなたは生きて帰ることができます。友人がライオンに捕まった際に逃げれば良いわけですね。

誤解のないように言っておきますが、私は「友人を犠牲にして自分だけ生き残ってください」といっているのではありません。他に方法があるならそちらにこしたことはないでしょう。何が言いたいのかというと、決してライオンよりも早く走る必要はない、ということです。隣の人より少しでも抜きん出ていれば生き残ることができるということが、競争の本質であることをお伝えしたいのです。


 セブンアンドアイホールディングスの鈴木敏文社長が「ライバルは同業他社ではなく、変化し続ける顧客ニーズである」といった内容の発言をされているのを本で読んだことがあります。
確かに顧客のニーズを常に的確に捉えることができていれば、商売がうまく生き続けることは間違いありません。もちろんそれ以上に、このような気持で顧客満足を追求する姿勢は非常に重要なことだとは思います。そのようなシビアな姿勢でビジネスに向かっているがゆえに、競争の厳しいコンビニ市場でもダントツなのでしょう。しかし、見方を変えれば、セブンイレブンと他のコンビニチェーンの力の差がもはや追随できるような小さな差ではないために、このような発言をしている可能性もあります。鈴木会長の発言は先程の例に例えるのであればライオンより早く走れとおっしゃっているわけです。

しかしながら、私は競争というものは必ずしもそこまでシビアなものではないと思っています。あなたの周りには必ず競争相手が存在しているはずです。その競争相手よりも、少しだけ優れていれば、あなたは勝ち残ることができるのです。お客様からすれば、あなたの「商圏」内にある誰かを頼りにするはずです。その商圏内において、競争相手より少しでも優れていれば、最初にお客様はあなたを選んでくれると思いませんか?

それではいったい何において優れていれば良いのでしょうか・・・

いきなり「群を抜く」とか「卓越性」とか「ナンバーワンよりオンリーワン」みたいなことを言ってるのは、格好いいけど無理じゃね?というお話。もう少し手前をスタート地点とか中間目標にしたほうがいいですよね。



こう考えた時に、じゃあどういう風にすれば成功が近づくかという話が続きます。



成功パターンその1 時間をかけて強み(卓越性)を徹底的に作りこむ

(1)まず競争に勝ち残るためには弱点を作らない努力が必要である。

(2)次に競争相手、特に近隣の競争相手をよく知り、研究し、それより優れた存在になるための方法を考え、それを実践するサイクルをつくること

(3)1、2ができてから初めて、突出した強みを持つことを目指す。

(4)実際は1、2のサイクルが徹底されることによって、強みが育ち、それをお客様にニーズにマッチングさせることが突出した強みになるのであって、いきなり求めて作り上げたり見つかったりするものではない

(5)強みを生み出すには時間が絶対に必要であり、時間を味方につける戦い方ができない者に勝利は訪れない

という話になっています。
これも、よくお客様第一とか、お客様の事を見ていればと言うのだけれど、実際はまず売上を上げて商売を継続をしなければならないことを考えるとどないやねん、ということですね。


成功パターン1−2  大量行動の原則

「私は、30人の新しい患者さんに来てもらうひとつのやり方は知りませんが、
 一人の新しい患者さんに来てもらう方法を30通りは知っています。
 そして私は、その30通りをすべて実行するのです」

成功パターン1の(2)〜(4)を短期間で行う場合

とりあえず、成功パターン1を目指す場合、結局
「死ぬほど努力しろ」「成果が出ることならなんでもやれ」って話になるみたいです。うまくやれば楽できるとか、逆に好きなことだけ延々やってればいいとかいう話はあんまりないっぽいですよ。






成功パターンその2 戦う場所を徹底的に絞込み自分がナンバーワンになれるポジションを作る

「ジャンルではない。ブランドでもない。カテゴリで勝負せよ」

あなたは、どんな商売をしてますかって言われた時にぱっと言えないとか、「どういう人に」「何を」提供して「どうなって欲しいか」あたりがはっきり言えないとお話にならないという話らしいです。ぶっちゃけよくわかりません。 マーケティングとかポジショニングとか色々難しい言葉が出てくるけどなにそれ美味しいの?






他にもあるかも知れないけど「こうすれば成功する」って話をするのが目的じゃないのでこのあたりで。

どちらにも共通するのは、「がむしゃらに努力するだけではダメで、正しい考え方にもとづいて努力することが必要」という話です。 
もちろん「大量行動の原則」にもあるように、努力で群を抜くのは必須として
その努力の量がきちんと味方になってくれる戦い方は有るのだと思います。


こういう知識がない状態で

私が言いたいのは、何もしなくていい時にしていることを仕事にすべきってことだよ。そういうモノなら、いくらでも続けられる。いくらでも上達できる。……そして、いつか、群を抜くことができる

http://d.hatena.ne.jp/Rootport/20121011/1349961364

なんて言葉を「真面目に」信じてしまうと、非常に危険じゃないでしょうか?もしかしたら「真剣に」信じると何か違うのかも知れませんが、私はそういう精神論よりまずこういう常識論のほうが大事だと思います。そのほうが犠牲者が減ると思います。



まぁもっとも、この話は飲食業界の話であり、リアルの話です。
グローバル化が進む現代やデジタルの世界では常識がが違うのかも知れません。
私はそちら側のことはまだ知らないので、ちゃんと勉強していきたいと思います。