中国古典を読み進める順番について

蒼穹の昴シリーズを読んでます。
私は活字を読むのが死ぬほど遅いのでなかなか進んでませんが非常に面白いです。

ところで、蒼穹の昴上巻で、科挙の話が出てきますが
この科挙で合格するような人が読んでる古典って名前はよく聞くけど
どんなのがあるのかな、どうやって勉強したらよいのかな、と思ってみていたところ
良い記述を見つけたのでそのまんまコピペしておきます 
(「シェアします」って流行の言葉を素直に使えない人)

皆さんに読まれて好いと思う書をおすすめすると、

①日本人の親しんだ漢籍では、『小学』『孝経』から手をつけるのが宜しい。


 
②その次に四書を読む。『大学』『中庸』『論語』『孟子』。
 
③それから『孟子』に対して『荀子』。『論語』と併せて家語(『孔子家語(こうしけご)』)を読むも宜しい。
 
五経の中では『礼記』。
五経は皆読みたいが、殊(こと)に『礼記』をお読みなさい。
 
⑤それから左伝(『春秋左氏伝』)、『書経』『詩経』『易経』。
これは根気よく読み味うことです。
解っても解らなくとも、何回も読むうちには自然にわかってくる。

⑥その後で『老子』『荘子』を参考するも宜しい。
 
⑦仏書では、四十二章経を読んで御覧なさい。
これは支那仏教の『論語』や『老子』にも比すべきものです。
 
法華経・勝鬘(しょうまん)経、維摩(ゆいま)経、
これらは日本仏教の根本経典です。
 
⑨近代のものでは日本に普及した『近思録(きんしろく)』
 それから『伝習録(でんしゅうろく)』。『菜根譚(さいこんたん)』
『古文真宝(こぶんしんぽう)』なども面白いでしょう。
 
⑩それから長いものだが『資治通鑑(しじつがん)』を暇をこしらえて是非読んでもらいたい。
 これは世界的名著といっても好いでしょう。

(『安岡正篤活学一日一言』)


このあと元ネタの方では日本の古典のおすすめ、世界の古典のおすすめと続いていくのですが、
とりあえず、「資治通鑑」までいってるひとはすごいのかなーなどと
よくわからん中国古典のロードマップというかランクみたいなのが見えてきて面白いな、と。


ちなみにこれが正しいかどうかまったく判断できないので、中国古典詳しい人チェックお願いします。
多分ほかのおすすめとかもあると思うので。



とりあえず、まったくノータッチだけど興味がわいてきたので、
まず『小学』『孝経』あたりに手を付けてみたりするかもしれないです。
まぁ、蒼穹の昴においては、これらの教養が必ずしもプラスの意味では描かれてないようにも思うけれども。
蒼穹の昴はテーマ的には「陰隲録」って作品がちょっと似てるかもしれないですね)