「ブラック企業を生んでいるのは誰か?」

http://ch.nicovideo.jp/article/ar7660
素直に良い記事だと思いました。


結論だけなら大半の人が「そんなこと言われんでもわかっとる」という感じです。文章中には書かれてないけれど、要するに「ワ●ミみたいな企業がでかい顔をしているのは、お前ら消費者にも責任がある」という話。
でも、メッセージの伝え方というか論の組み立て方が良く、印象がだいぶ前向きになります。こういう記事の書き方は素直に見習いたい。



一般に言われる言い回しだと「ワタ●を使ってる消費者が悪い」という部分が強く出てしまうため、
・「●タミ」を使ってる人はしょうがねーだろって思うし、
・使ってない人は、私には関係ないわーって感じて終わってしまいます。

何より、これだと責任を後から押し付けられてるようで気分が良くない。フェアトレードなんかの取り組みも、コンセプトはいいのに、脅迫的なメッセージを出す人が多くて印象が良くないのと似ています。


本当に出すべきメッセージはこういう話でしょう。

・今が悪いというなら、どうすればもっと良くなるのだろうか?
・本当に良い取り組みなら、もっと前向きな、楽しいメッセージを出せないのだろうか?

自分が良いとか大事だと思うものほど、メッセージの出し方というのは日々悩むところですよね。否定されるとツライからつい堅めの話になってしまったり、いろいろ予防線を張ってしまったり、ついつい「良いと思う自分の気持」を正直に語ることより他の部分にフォーカスを当ててしまったり。なかなかうまく行かないものです。




その点、この記事の文章はなかなか良いな、と感じました。正直問題提起だけじゃなくて、具体的にこういう取り組みがあるとか、こういうのを実践しているといったもう一段の掘り下げが欲しいとは思いましたが、問題提起の文章の書き方としては参考にしたいと思います





違う切り口でこういう記事もあります。
http://ch.nicovideo.jp/article/ar6741

ブロマガの人は、お金について真剣に考えることが多いのかもしれない。特に「稼ぎ方」よりも「使い方」についていろんな考えを持っていて面白い。せっかくだからイスラム喜捨の話とかも書いてくれたらより嬉しい。(興味はあるけど自分で本を読む気はない)



個人的に、このあたりの話は、天地明察の暦の話なんかと絡めてなんか話したいなーと思ってますが今のところ自分の中でうまくまとまらず