岩崎さんのコミュ障論

3歳で父親を論破した岩崎さんの語るコミュニケーション論です。
最近はご自身をブッダのような因果を大衆に説く存在に重ねたり、シャーマンのように重ねて語られたりと、幸福の科学化が加速しており、宗教の誕生を見ているようで非常にわくわくします。

「コミュニケーション能力」って何でか知らないけど「もともと備わっているもの」としてとらえている人が多いですよね。育てるという視点はないのかしら?どんな能力だって、育てたり鍛えたりしないと上がらないと思うんだけど。ぼくも昔はそれこそコミュニケーション能力の欠片もなかったな。高校1年生の時は1年間誰とも口を利かなかった。コミュニケーションレスな高校時代で能力の鍛えようもない。これじゃダメだと思って高2高3でちょっと口を利くようになり、大学生になったら割と普通に口をきけるようになった。その時からこれまで、努力に努力を重ねてその能力を鍛え、いまも努力の真っ最中です。そもそも人間は一人では生きられないのだからコミュニケーション能力がなければ誰でも困るのではないだろうか。だから鍛えるといいと思う。

そもそも他人とコミュニケーションをしたいけど上手くできなくて悩んでいる人というのの感覚がよく分からない。とにかく相手の気持ちを慮る、考える、読む、汲む、それだけしてりゃいい話なのに。結局コミュ障というのは自分の気持ちを相手に伝えられなく悩んでいると思うんだけど、それがずれてる。そもそも自分の気持ちは相手に絶対に伝わりませんから!それを前提としないとコミュニケーションなんてできないよ。相手が君の気持ちをどう汲むかではなく君が相手の気持ちをどう汲むかがコミュニケーションなんだ。みんな答えが間違ってるのではなく問いが間違っている。コミュニケーションとは相手の気持ちを汲むことのみの一方通行。相互通行は幻想ですから。ギブアンドテイクではなくてギブアンドノーテイクなの。そういう問い立てにすればコミュ障なんて2秒で直る

世の中には人をイラッとさせる人というのがいて、聞くと人をイラッとさせたくないと言うから、じゃあそのイラッとする話し方から直せというと、どういう意味ですか?と逆ギレして反論してきやがる。そういうやつがコミュ障とか自称して自重する振りをしながらヌケヌケとしていたりする。そういうのを見ると何とも言えないやるせない気持ちなる。ぼくはやるせない気持ちになるだけだけど、イラッとする気持ちと折り合いをつけられない人は、そのイラッとするやつをいじめるようになるんだよね。イジメはそのように発生する。なんとも難しい問題だよ。

イジメはいじめられるやつが悪いというと絶対に文句を言ってくる人がいるけど、誘発するケースというのは本当に多い。それを矯正するメソッドを多くの人が共有すれば、イジメはもっと減ると思うがいかがかね?イジメも何でもそうだが戦おうとしたりなくそうとしたりすると上手くいかない。かわすしかないんだな。体をすっと横にずらす。かわすというのが問題解決の基本の一つです。あとイジメをする人ってのもいじめられっ子が憎いというわけではなく、その子自身に性格に問題があるわけでもなく、ストレスのはけ口でやる場合も多い。だからそのストレスの在処を突き止めて元から断たないと問題解決にならない。因果を見極める目というのが必要なのだね。でもそのスキルは学校では教えてくれない。そういうのをみんなもっと勉強すればいいのにと思うけど、因果って別にみんながみんな興味あるわけではないんだよね。いや、知りたいとは思ってるけど調べたいとは思ってない。だから、因果を調べてみなさんにお伝えするという職業が成り立つ。仏陀なんかはまさにそうした存在だったのだ。暴力が理不尽という人がいるけど、そう言う人って暴力の意味って分かってるのかって疑っちゃうよね。きっとあまり考えたことがないのだと思う。殴ることを暴力と単純に捉えているのか。それでは問題は解決しません。理不尽や暴力こそがそもそも世の中の本質なのです。そこから逆算して、ではどうやってそれをかわそうかというのが問題解決。暴力は本質だからなくなるはずがない。暴力に対する敬意がなさ過ぎです。そんなになめた態度でいるから暴力にしっぺ返しを食らう。暴力は台風や地震と一緒で敬って沈めないといけない。暴力をなくそうとする人は地震が起きた時に地球に向かってバカ野郎と怒鳴ってるほど愚かで滑稽です。暴力の方が本質でそれをなくそうとする方が後から来た概念なの。序列を間違ってはいけません。本当に生きることが当然だと思っているおめでたい人が多い。そう言う人はでもしっぺ返しを食らうので、それが天網恢々そにしてもらさずの言葉の本当の意味です。

こんなかんじで、最近の彼の話はどこからでも大自然とか人類普遍の真理に到達するので、そのスケールの大きさに圧倒されますね。


茶化すような言い方をしてますが、本当にブロマガは面白いですよ。基本的に内田樹さんの異口同音調ですが、ところどころ鋭い話されてるなーと感じます。彼がすごく好きかすごく嫌いかどちらかの人なら楽しめると思います。