コンテンツの岩崎夏海、組織力の岡田斗司夫 みたいな
文中で岡田斗司夫のつづりを「斗志夫」と間違えているのはわざとなんだろうか(挨拶)
http://ch.nicovideo.jp/article/ar28163
ぼくはファンというものが少なかった。著作こそ多くの人に読んでもらったものの、それはぼくのファンだったからではなく、純粋に内容が認められてのことだった。だから、ぼくのファンというものはとても少ないのである。その証拠に、ぼくのブロマガの初月の会員数は34人だった。ぼくのファンは、これくらいの数なのだ。
最初の月からハックルブロマガを購読して現在も継続中の34人のうちの一人ですが
twitterでは岩崎さんからはアンチとみなされてブロックされている私が文章を読んで感じたことを書きます。
多くの人が知ることによって価値の高まる情報というのがある。それは、例えば社会問題についての「問いかけ」だ。「問いかけ」というのは、1人で受け取る分には、その人の中だけでしか考えを巡らせることができない。しかしながら、友だち同士で共有すると、それをきっかけに議論を楽しむことができる。そうして、以前より親密な関係を築けるかもしれない。そういうふうに、コンテンツを楽しむ以上の喜びを、その人にもたらしてくれる
岩崎さんは、自分のファンが少ないことをよく認識したうえで、戦略を考えていらっしゃるそうです。
時間はかかるものの、本当にこういう内容が提供され続ければ、本当に広がっていくと思います。
それはもう結果が証明してくれると思います。
「ハックル生息可能圏」みたいなものを想定しなければこのままどこまでも広がるでしょう。
その1「多くの人が知ることによって価値が高まる情報を提供する」
その2「読んでもらえるよう最大限に配慮する」
最後の3つ目は、「内容以外の価値をコンテンツに持たせる」ということ
その2、その3なんかは、まさに「仕事」としてブログを考えているからこそ出てくる発想だと思います。
非常に勤勉な感じがしますよね。
*1
あくまで「コンテンツとしての価値をどうあげるか」にこだわっているような印象を受けます。
一方、この文章でも出てきた岡田斗司夫さんですが
「段位認定制度」のようなものを自前で始められているそうです。
http://blog.livedoor.jp/cloudcityblog/archives/21752074.html
特にこの【戦闘思考塾・段位認定】 なんかは面白いですね。
http://blog.livedoor.jp/cloudcityblog/archives/22081872.html
もしだれかが この段位認定を通過しようと思ったら、岡田斗司夫さんについてたびたび言及する必要があります。
そして、もしその人が段位を取得したときには、強い発言力を持った人が岡田斗司夫の宣伝にコミットしてくれるようになる、と。
元々は自前の人気を活かして寄ってきた多くの人からファンを囲い込む戦略だとおもったのですが、
ファン自体のセルフプロデュースを支援することで自分について発言する人間を育て、
ファンの影響力を大きくさせることで、自分の影響力も拡大していくというのは面白いな、と
こちらはコンテンツの話そのものより、人や組織の話、つまりビジネスっぽい話になっていて面白いですね。
「コンテンツビジネス」と言ったとき「コンテンツ」に力点を置くか、「ビジネス」に重点を置くか。
もちろんどっちもレベルが低ければ話にならないとはいえ、性格の違いみたいなものがみえて面白いです。
あくまでコンテンツそのもので勝負しようとする岩崎さんの場合、
ファンはあくまで自らのコンテンツをレベルアップさせるためのきっかけのような感じであり、
戦うのはじぶんだ!というイメージを受けます。
一方、コンテンツはもちろんちからをいれるが、それだけでなく経営者的に考えて
ちゃんとファンにも働かせて組織力でも戦おうとしている岡田さん・・・というと乱暴すぎるでしょうか。
ついでにいうと、海燕さんはその中間という感じでしょうか。
コンテンツにかかわるコアな交友関係と、ファン的な関係が分かれてるようで混じってるような。
ところで、どっちが「ドラッカーのマネジメント」に関する本を書いたんでしたっけ・・・。